About LAC-U  活動概要  From LAC-U  コンタクト 
 
| Planner徒然日記 | パートナーインタビュー  お知らせ 

     
 
アーカイブ01

今年の暑くて長い夏の締めくくりは、競泳のインカレ(大学選手権)でした。
神奈川県相模原市にあるグリーンプールで9月3〜5日に行なわれ、中央大学水泳部がインカレ史上初の11連覇を掛けて挑む試合でした。4月の日本選手権では、多くの選手が本来の力を出し切れずに終わりました。正直、今回のインカレについて、その時、危ぶみ心配する声がありました。
しかし、初日の予選から、気持ちのこもった力強い泳ぎで周りを圧倒し、終わってみれば2位のチームに100点以上の大差をつけての優勝でした。
この写真は、最終種目で花形種目の8継(4×200mリレー)で1位となった後のものです。中心に写っているのは、インカレ前に選手とスタッフ全員で11連覇に向けた気持ちを寄せ書きした旗です。
ちなみに私は“complete
combustion”(完全燃焼)と書きました。1998年から中央大学のニュートリション担当となってから、7回目のインカレになります。本当に様々なことがあり、たくさんの選手と出会い、失敗し、学ぶ日々の連続・・・。そんな中で、自分にとっても課題や越えなければならない事が山積したシーズン。今まで培った(多くの選手が教えてくれた)ことを出し切らなければと強く思ったのです。だから、complete combustion 。
これは燃え尽きてしまうこととは違うと思います。写真の中で青いガウンを着ているのが8継メンバーなのですが、背の高い選手(細川大輔選手・現100m自由形日本記録保持者←このインカレでオリンピック代表選手の記録を塗り替えました)も、右端の選手(太竹亮介選手・昨シーズンは原因不明の不調に苦しんだけれど、今大会は泳ぐ度にベスト記録を連発し彼の泳ぎなくしては全てのリレー種目の優勝はありませんでした)も(当然他の選手達も)本当に力を出し切った姿でしたが、それで尽きてしまうのではありません。彼らは、まだまだこれからも進化し伸びていくと思います。
持てる力を出し切ることで、自信と勇気を自分のものとし、その結果、力を得るのだと実感しました。
私も、これからの一歩を笑顔で勇気をもって踏み出せそうな気がしています。

お疲れ様でした

この写真に映るのは、アテネオリンピックまで日本の男子陸上短距離チームを牽引され続けた3名(写真左から有川先生・高野先生・麻場先生)のコーチです。随分と前になりますが、8月に富士北麓(富士山のふもとです)で行なわれた、オリンピック前の国内最終合宿の最終日(選手も、皆バスに乗り込み、グランドに最後に残った時)に撮りました。
遡る事7年前、日本人スプリンターが世界で戦い結果を残すために結集されたメンバーです。このコーチ陣なくして、今の短距離界の実績は無いと言ってもおかしくないと思います。思わず、3人揃ってベンチに腰をかける姿にシャッターを切りました。
そんな気持ちになるほど、素晴らしい3人のコーチです。
私がお仕事をご一緒させて頂いたのはほんの1年間ですが、とても充実した中身の濃い1年間でした。
各先生方は、陸連のコーチの他に、ご自身の大学で教鞭をとられ、大学のチーム指導、大学でのお仕事と大変ご多忙です。そんな中で、とても質の高いコーチングを日本代表チームに対して行なわれていました。(それが、なぜかさらっとされているように見えるのです)
それぞれが、それぞれの役割(仕事の内容もそうなのですが、所謂“キャラ”が別々で)を果たされ、見ていて気持ちの良くなるほどで。
合宿ではお話をする機会も多く(えーっと、お酒も飲みましたねぇ)、そんな中で、選手を守り、叱咤し、その結果、本当の意味で選手を成長させるとはどんな事なのかを考えさせられました。
本当に、同じ場所で同じ仕事に携われた事は幸運でした。
これからも、どこかで?よろしくお願いします。
あー、高野先生は・・・来週も東海大グランドに伺いますのでその時にお目に掛かります。

アテネオリンピックが閉幕しました。
本当に日本選手の活躍は素晴らしいものでした。皆さんもそれぞれに感動を共有された事だと思います。
私事ですが、やはり陸上短距離の試合はどんなスケジュールでもLIVEでテレビ応援をしました。今回のリレー(4×100・4×400共に)は短距離界で歴代1位の結果で、確実に新たな扉を開きました。
日本で行なわれた2回の代表合宿の食事はもちろん、(同行はしませんでしたが)直前のドイツ合宿の食事メニューまでは作成しました。「選手達を送り出した気持ちです」と、メディアの方にはお答えしても、ゆったりとした気分で観戦できるはずもなく、現場にいるよりも緊張が強いのではと思うほどでした。
正直、個人のレースでは皆が思うような結果ではなく、非常に重苦しい気持ちにもなりました。しかし、リレーの予選を走る彼らの姿を見たときに、そんな気持ちはどこかへ消えていきました。選手、コーチ、それぞれの魂が込められた走りだと感じました。遠く離れた日本でテレビ応援をしているという意識さえ飛んだほどでした。確かに、そのとき、私の気持ちも同じ所にあったはずです。
去年の秋から、何回も繰り返し行なってきた短距離合宿、そこで行なわれていたリレーの練習は確実に成果をあげたのだと実感しました。どんなに厳しい練習でも、皆で進んできたと思います。最初はぎこちない雰囲気もありましたが、回を重ねる毎に、お互いがお互いを引き上げる良いチームになりました。
その中で、私も本当に多くのことを感じ、学ぶことが出来たと思います。とても充実した期間を過ごす事が出来ました。ある人にいわれた言葉があります。「学ぶと言う事は変わること」この期間を過ごす事が出来た私が、いかに成長(変化)し、そしてその変化した私で何が出来るのか、それが大きな今後の課題でもあり、素晴らしいものを見せてくれた彼ら(選手)への感謝の表し方だと思うのです。
LAC-U.comへのリンクについては こちら をご覧ください。
LAC-U.comに掲載しているすべての文章や画像などの無断転載・引用はご遠慮ください。
Copyright © 2010 Office LAC-U all rights reserved.